美ら海水族館にジュゴンがいないのはなぜ?見られない理由と代わりに見られる生き物も紹介

美ら海水族館に行ったとき、「あれ、ジュゴンいないの?」って気づいて不安になったんです。

私も最初は「見たかったなぁ」って残念だったけど、調べてみたら、その理由には深い背景があるんですよね。

美ら海水族館にジュゴンがいない理由や、代わりに何が楽しめるのかを知れば、次の訪問がもっとワクワクするはずです。

この記事を読めば、そんな「知りたかった!」がきっと解消できるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事を読んでわかること
  • 美ら海水族館にジュゴンがいない理由と飼育の難しさについて
  • ジュゴンが見られる日本国内唯一の水族館を紹介
  • マナティとの出会い方と観察ポイントを解説
  • 美ら海水族館で買えるジュゴン・マナティのグッズ情報もわかる

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目次

美ら海水族館にジュゴンがいない理由とは?その背景を徹底解説

美ら海水族館でジュゴンを探している女性のイラスト
出典:筆者

美ら海水族館でジュゴンが見られない理由を、飼育の難しさや保護規制の観点から詳しく解説します。絶滅危惧種のジュゴンに関する現状や、過去の展示履歴についても触れます。

  • ジュゴンがいない理由:飼育の難しさと絶滅危惧種指定の影響
  • 過去の展示履歴について
  • 実際にジュゴンを見たいなら?国内で唯一展示している水族館を紹介
  • よくある質問:ジュゴンがいない理由

ジュゴンがいない理由:飼育の難しさと絶滅危惧種指定の影響

ジュゴンが美ら海水族館で展示されていない主な理由は、飼育の困難さと国際的な保護規制にあります。

ジュゴンは特定の海草を主食とし、広大で安定した飼育環境が必要であるため、人工的な環境での長期飼育が極めて難しいとされています。

また、ジュゴンは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されており、ワシントン条約(CITES)附属書Iにも掲載されているため、国際的な取引や移動が厳しく制限されています。

これらの要因から、日本国内でジュゴンを飼育・展示している施設は非常に限られており、美ら海水族館では展示が行われていません。

過去の展示履歴について

美ら海水族館では、ジュゴンの展示履歴はありません。

過去に沖縄県内でジュゴンを飼育・展示した例としては、1979年に沖縄海中公園水族館(名護市)でメスのジュゴンが飼育されたことがありますが、入館から33日後に死亡しています 。

その後、沖縄県内でのジュゴンの展示は行われていません。

このように、ジュゴンの飼育は非常に難しく、展示例は極めて限られています。

実際にジュゴンを見たいなら?国内で唯一展示している水族館を紹介

日本国内でジュゴンを実際に見ることができる唯一の場所は、三重県鳥羽市にある「鳥羽水族館」です。

引用:https://aquarium.co.jp/picturebook/dugong.html

この水族館では、1987年からメスのジュゴン「セレナ」を飼育しており、2024年4月15日には入館37周年を迎えました。セレナは生後約半年で保護され、以来、飼育日数の世界最長記録を更新し続けています。

ジュゴンは非常に繊細な生き物で、特定の海草を主食とするため、飼育環境の維持が難しく、世界的にも飼育例は極めて少ないです。

その中で、鳥羽水族館はジュゴンの長期飼育に成功しており、セレナの健康を保つために日々努力を重ねています。

鳥羽水族館では、セレナがゆったりと泳ぐ姿を間近で観察できる「人魚の海」エリアが設けられており、訪れる人々に癒しと感動を提供しています。

また、アフリカマナティーも飼育しており、ジュゴンとマナティーの違いを学ぶことができます。

アクセスは、JR・近鉄「鳥羽駅」から徒歩約10分と便利で、年中無休で営業しています。

よくある質問:ジュゴンがいない理由

ジュゴンとマナティーの違いは何ですか?

ジュゴンとマナティーは、どちらも海牛目に属する草食性の海洋哺乳類ですが、いくつかの違いがあります。ジュゴンの尾びれは三日月形で、マナティーの尾びれは丸みを帯びたパドル型です。また、ジュゴンは海水域にのみ生息し、マナティーは淡水と海水の両方に生息します。食性にも違いがあり、ジュゴンは海底の海草を主食とし、マナティーは水面や水中の植物を食べます。

ジュゴンはどこに生息していますか?

ジュゴンは、東アフリカからオーストラリアにかけての温かく浅い海域に生息しています。日本では、沖縄県の周辺海域が北限とされており、特に沖縄本島周辺での目撃例が報告されています。

マナティーはどこに生息していますか?

マナティーは、アマゾン川流域、カリブ海、西アフリカの浅い湿地帯など、淡水と海水の両方に生息しています。アマゾンマナティー、アメリカマナティー、アフリカマナティーの3種類が存在し、それぞれ異なる地域に分布しています。

ジュゴンとマナティーは絶滅の危機に瀕していますか?

はい。ジュゴンは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されており、マナティーも同様に保護の対象となっています。生息地の破壊や漁業による混獲、ボートとの衝突などが主な脅威とされています。

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美ら海水族館にジュゴンがいないけれど、マナティとの出会いを楽しもう

美ら海水族館ではジュゴンの展示はありませんが、アメリカマナティを飼育しており、マナティならではの魅力を楽しめます。

  • マナティの特徴とジュゴンとの違いを比較
  • マナティの名前
  • 体験:美ら海水族館での観察ポイントと楽しみ方
  • ジュゴン・マナティのぬいぐるみや関連グッズの紹介

マナティの特徴とジュゴンとの違いを比較

マナティとジュゴンは、いずれも海牛目(Sirenia)に属する草食性の海洋哺乳類で、外見が似ていることから混同されがちですが、いくつかの明確な違いがあります。

尾びれの形状

ジュゴンの尾びれは、クジラやイルカのような三日月形をしており、速く泳ぐのに適しています。一方、マナティの尾びれは丸みを帯びたパドル型で、小回りの利く動きに適しています。

口の形と食性

ジュゴンの口は下向きで、海底の海草を食べるのに適しています。マナティの口は前向きで、水面や水中の植物を食べることができます。

生息環境

ジュゴンは海水域にのみ生息し、東アフリカからオーストラリアの沿岸部に分布しています。マナティは海水と淡水の両方に生息し、アマゾン川流域や西アフリカ、カリブ海などに分布しています。

体の大きさと寿命

マナティは最大で4メートルまで成長し、体重は最大で1,590kgにも達することがあります。ジュゴンは平均的な体長が2.4~3メートル、体重は230~500kgほどで、寿命は最大70年とされています。

スクロールできます
項目ジュゴンマナティ
尾びれの形三日月型(クジラやイルカのような形状)丸みを帯びたパドル型
口の向き・食性下向きで海底の海草を食べる前向きで水面や水中の植物を食べる
生息環境海水のみ(東アフリカ〜オーストラリア沿岸)海水・淡水両方(アマゾン川流域、西アフリカ、カリブ海など)
体長・体重2.4~3m、230~500kg最大4m、最大1,590kg
寿命最大70年最大60年
胸びれの特徴関節がなくシンプルな形状関節があり「ひじ」のように曲がり、物をつかむ動作が可能
日本での飼育状況国内では鳥羽水族館のみ(ジュゴン「セレナ」)美ら海水族館、鳥羽水族館、熱川バナナワニ園、新屋島水族館で展示

マナティの名前

引用:https://churaumi.okinawa/fishbook/00000677/

沖縄美ら海水族館で飼育されているアメリカマナティーの名前は「キュウ」です。

「キュウ」は、2021年6月16日に同館で誕生したオスのマナティーで、国内でのアメリカマナティーの飼育下繁殖としては3例目となります。

この名前は、地元本部町の小・中学校やマナティー館、公式ウェブサイトを通じて募集され、3,301件の応募の中から選ばれました。

「キュウ」という名前には、父親の「琉(りゅう)」と同様に「琉球」に由来し、「球」のようにまるく世界を幸せでつなぐ愛される存在であるよう願いが込められています。

「キュウ」は、出生時の体長123cm、体重34kgから、1歳の誕生日を迎えるまでに体長190cm、体重123kgに成長しました。

人工哺乳でミルクを飲みながら、好物のカボチャをはじめとする野菜をよく食べ、健康的に育っています。飼育員によると、「キュウ」はやんちゃで活発な性格で、母親の「マヤ」に甘える姿も見られます。

2022年6月16日には、1歳の誕生日を祝うイベントが開催され、特製の野菜ケーキがプレゼントされました。

「キュウ」は、美ら海水族館のマナティー館で観察することができ、その愛らしい姿は多くの来館者に癒しを提供しています。

マナティーの飼育下繁殖は非常に難しく、国内でも成功例が限られているため、「キュウ」の成長は貴重な事例として注目されています。

体験:美ら海水族館での観察ポイントと楽しみ方

沖縄美ら海水族館の「マナティー館」では、アメリカマナティーの穏やかな姿を間近で観察できます。

水上と水中の両方から観察できる設計となっており、マナティーのゆったりとした動きや食事の様子をじっくりと楽しむことができます。

さらに、同館では「マナティー体験学習」という特別プログラムも実施されています。

このプログラムでは、飼育員の解説を聞きながら、マナティーの主食である野菜の給餌体験や、飼育施設のバックヤード見学が可能です。

特に、2021年6月に誕生した仔マナティー「キュウ」を間近で観察できる貴重な機会となっています。このプログラムは1日1組限定で、事前予約が必要です。

開催日は金・土・日・祝日で、13:30から14:15までの45分間、参加費は1グループ(最大5名まで)15,000円となっています。

ジュゴン・マナティのぬいぐるみや関連グッズの紹介

沖縄美ら海水族館では、ジュゴンやマナティーをモチーフにした多彩なオリジナルグッズが販売されており、訪問の記念やお土産として人気を集めています。

リアルマナティーぬいぐるみ

引用:about:blank

飼育員監修のもと、口元や体のしわなど細部までリアルに再現された「リアルマナティーぬいぐるみ」は、Lサイズ(約45cm)で存在感があり、抱き心地も抜群です。

ねむたんマナティーぬいぐるみ

引用:https://umichurara.shop-pro.jp/?pid=163868347

眠っているような姿が愛らしい「ねむたんマナティーぬいぐるみ」は、もちもちふわふわな触り心地で、癒し系のアイテムとして人気です。

ジュゴン・マナティーマスコット

引用サイト

手のひらサイズの「ジュゴン・マナティーマスコット」は、バッグや鍵につけて持ち歩ける可愛らしいアイテムで、子どもから大人まで幅広い層に支持されています。

これらのグッズは、美ら海水族館内のショップ「ブルーマンタ」や公式オンラインショップで購入可能です。

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まとめ 美ら海水族館にジュゴンがいないと楽しみ方

ここまでの内容を簡単にまとめると、美ら海水族館にジュゴンがいない理由は、飼育の難しさや保護規制によるものです。

しかし、代わりにアメリカマナティーとのふれあいや観察を楽しむことができます。ポイントを絞ると以下の通りです:

  • ジュゴンの飼育は非常に難しく、絶滅危惧種として保護されているため、美ら海水族館では展示されていません。
  • 国内でジュゴンを展示しているのは、三重県の鳥羽水族館のみで、メスのジュゴン「セレナ」が飼育されています。
  • 美ら海水族館では、アメリカマナティーの親子「マヤ」と「キュウ」が飼育されており、観察や体験学習を通じてその魅力を感じることができます。
  • マナティー体験学習では、給餌体験や飼育施設の見学ができ、マナティーの生態について深く学ぶことができます。
  • ジュゴンとマナティーの違いや、それぞれの特徴について知ることで、海の生き物への理解が深まります。

美ら海水族館でジュゴンに会えないのは残念かもしれませんが、マナティーとのふれあいや観察を通じて、新たな発見や感動が得られることでしょう。ぜひ、訪れてみてください。

参照元

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この記事を書いた人

こんにちは、「うちなーたいむ」の運営者、内田なな(うちなん)です。
過去計5回の沖縄旅行を経験し、本島はもちろん石垣島・宮古島・久米島などの離島にも多数訪問。現地での取材やホテルレビュー、観光業者へのインタビューを通じ、リアルな旅行情報を発信しています。


観光スポットから地元の食文化、伝統行事まで、沖縄の「今」をお届けします。

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