美ら海水族館と海遊館を徹底比較|来客数と特徴の差は?どっちがおすすめ?

美ら海水族館と海遊館を比較、どっちが本当に楽しいの?って、私も正直悩みました。

沖縄まで行く価値はある?大阪ならアクセスが楽?なんて考えると、迷っちゃうんですよね。

でも実際に両方行ってみて、「やっぱり美ら海水族館は別格だな」って思ったんです!

この記事では、そんな私の体験を交えながら、どちらがどんな人に向いているのかをわかりやすくお伝えします。

この記事を読んでわかること
  • 美ら海水族館と海遊館の比較|基本的な違いと特徴
  • 美ら海水族館の見どころと感動ポイント
  • 海遊館の魅力とアクセスの良さを知る
  • 家族連れやカップルにおすすめな選び方のポイント
目次

美ら海水族館と海遊館を徹底比較:施設概要と展示の特徴

美ら海水族館と海遊館の建物外観を比較したイメージ画像
出典:筆者作成

沖縄の「美ら海水族館」と大阪の「海遊館」は、それぞれ独自の展示コンセプトと設計で訪問者を魅了しています。
このセクションでは、両館の特徴や展示手法の違いを詳しく比較します。

  • 特徴:展示コンセプトと設計の違い
  • ジンベエザメの大きさ:水槽と個体のスケール比較
  • 美ら海水族館しかいない生き物:沖縄固有種と深海生物の魅力
  • 海遊館しかいない生き物:環太平洋の多様な生態系を再現

特徴:展示コンセプトと設計の違い

沖縄美ら海水族館と大阪の海遊館は、それぞれ独自の展示コンセプトと設計により、訪れる人々に異なる体験を提供しています。

美ら海水族館は、沖縄の海の生態系を忠実に再現することを目的とし、地域固有の生物や環境を展示しています。

特に「サンゴの海」水槽では、屋根を取り払い自然光を取り入れることで、約80種・450群体のサンゴを育成・展示しています。

また、「黒潮の海」水槽では、ジンベエザメやナンヨウマンタが悠々と泳ぐ姿を観察でき、沖縄の海のダイナミズムを体感できます。

一方、海遊館「環太平洋火山帯」をテーマに、太平洋を取り囲む多様な海洋環境を再現しています。

館内は8階建てで、最上階から螺旋状に降りながら各展示を巡る構造となっており、中央の「太平洋」水槽を中心に、タスマン海やパナマ湾などの展示が配置されています。

この設計により、来館者は地球規模の海洋生態系を一体的に感じることができます。

ジンベエザメの大きさ:水槽と個体のスケール比較

沖縄美ら海水族館と大阪の海遊館では、ジンベエザメの飼育においてそれぞれ異なるアプローチを採用しており、その大きさや水槽の規模にも違いが見られます。

引用:https://churaumi.okinawa/topics/1552874984/

沖縄美ら海水族館では、全長8.8メートル、体重約6,000キログラムのオスのジンベエザメ「ジンタ」を飼育しており、世界最長の飼育記録を更新中です。

この「ジンタ」は、1995年から飼育されており、長期にわたる観察と研究が行われています。

「ジンタ」が泳ぐ「黒潮の海」水槽は、容量7,500トン、深さ10メートルを誇り、ジンベエザメが垂直に泳ぐ姿を観察できる設計となっています。

引用:https://www.kaiyukan.com/connect/encyclopedia/48.html

一方、海遊館では、2024年11月の計測で、メスの「遊(ゆう)」が全長6.2メートル、体重1,800キログラム、オスの「海(かい)」が全長4.7メートル、体重700キログラムと報告されています。

海遊館の「太平洋」水槽は、深さ9メートル、最長34メートルの巨大な水槽で、ジンベエザメをはじめとする多様な海洋生物が展示されています。

美ら海水族館しかいない生き物:沖縄固有種と深海生物の魅力

沖縄美ら海水族館は、沖縄固有種や深海生物の展示において国内随一の存在感を放っています。

その中でも特筆すべきは、日本初展示となった「ツマジロ」や、世界初展示の「アカタマガシラ」など、他の水族館では見られない希少な生物たちです。

引用:https://churaumi.okinawa/sp/fishbook/1499327533/

「ツマジロ」は、メジロザメ科に属するサメで、各鰭の先端や後縁が白いことが特徴です。遊泳性が高く飼育が難しいため、日本での飼育事例はありませんでしたが、沖縄美ら海水族館が日本で初めて展示に成功しました。

引用:https://churaumi.okinawa/fishbook/00000576/

また、「アカタマガシラ」は、沖縄近海で採集された魚で、当初は既知の種とされていましたが、詳細な調査の結果、新種であることが判明しました。

引用:https://churaumi.okinawa/fishbook/1606726833/

同時に発見された「エンビアカタマガシラ」との蛍光パターンの違いにより識別が可能であり、世界でも初めての事例として注目を集めています。

さらに、深海生物の展示にも力を入れており、沖縄周辺の水深200m以深から採集された約130種の深海生物を展示しています。

引用:https://churaumi.okinawa/sp/fishbook/00000602/

中でも「チュラウミカワリギンチャク」は、沖縄美ら海水族館で飼育していた深海性のイソギンチャクで、新種として記載されました。この種は、クローバーカワリギンチャク属に属し、約1世紀ぶりに発見された2種目として話題となりました。

海遊館しかいない生き物:環太平洋の多様な生態系を再現

大阪の海遊館は、「環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)」をテーマに、太平洋を取り巻く多様な海洋環境と生物を再現した世界最大級の水族館です。

その展示は、地球規模の生態系を体感できる構成となっており、他の水族館では見られない貴重な生物たちが多数展示されています。

引用:https://www.kaiyukan.com/connect/encyclopedia/49.html

代表的な生物の一つが「アカシュモクザメ」です。このサメは、頭部がT字型をしており、成長すると全長4メートルに達する大型種です。

海遊館では「太平洋」水槽で展示されており、その独特な姿と泳ぎ方は訪問者の注目を集めています。

引用:https://www.kaiyukan.com/connect/blog/2022/06/post-2306.html

また、海遊館では「タカアシガニ」の飼育にも力を入れています。このカニは、脚を広げると3メートル以上にもなる世界最大のカニで、主に日本近海の深海に生息しています。

海遊館では「日本海溝」水槽で展示されており、深海の神秘的な生態系を間近で観察することができます。

さらに、海遊館の展示は、北極圏や南極大陸、エクアドル熱帯雨林など、地球上のさまざまな環境を再現しており、訪問者は一つの施設内で世界中の海洋生物とその生態系を学ぶことができます。

美ら海水族館と海遊館を徹底比較:来客数とおすすめポイントの違い

このセクションでは、両館の施設規模、来客数、アクセスの利便性などを比較し、訪問者のニーズに応じたおすすめポイントを紹介します。

  • 大きさ:施設規模と展示面積の比較
  • 来客数:年間入館者数とアクセスの利便性
  • おすすめはどっち?
  • 実際の体験談と口コミから見る魅力
  • よくある質問:訪問前に知っておきたいQ&A

大きさ:施設規模と展示面積の比較

沖縄美ら海水族館と大阪の海遊館は、それぞれ独自の規模と展示面積を誇り、訪問者に異なる体験を提供しています。

沖縄美ら海水族館は、建築面積約10,000平方メートル、延床面積約19,000平方メートルの4階建て構造で、総水量約10,000立方メートルの水槽を備えています。中でも「黒潮の海」水槽は、容量7,500立方メートル、深さ10メートルを誇り、ジンベエザメやナンヨウマンタが悠々と泳ぐ姿を観察できます。

一方、海遊館は、延床面積約26,000平方メートルの8階建て構造で、総水量約11,000立方メートルの水槽を有しています。

中心となる「太平洋」水槽は、容量5,400立方メートルで、ジンベエザメをはじめとする多様な海洋生物が展示されています。

来客数:年間入館者数とアクセスの利便性

沖縄美ら海水族館と大阪の海遊館は、年間入館者数やアクセスの利便性において、それぞれ異なる特徴を持っています。

沖縄美ら海水族館は、2024年8月16日に累計入館者数6,000万人を達成し、開館から約21年9ヶ月でこの節目を迎えました。

2023年度の年間入館者数は約295万人で、コロナ禍前の水準に近づいています。

アクセス面では、那覇空港から車で約2時間、高速バスで約2時間30分と、沖縄本島北部に位置するため、移動に時間を要します。

一方、海遊館は1990年の開館以来、2024年1月に累計入館者数8,500万人を達成し、国内の水族館では初の快挙となりました。

2023年度の年間入館者数は約280万人で、コロナ禍前の水準を上回っています。

アクセス面では、大阪メトロ中央線「大阪港駅」から徒歩約5分と、市内中心部からの利便性が高く、観光客にとって訪れやすい立地です。

美ら海水族館と海遊館の比較表

スクロールできます
沖縄美ら海水族館大阪海遊館
施設規模(延床面積)約19,000平方メートル(4階建て)約26,000平方メートル(8階建て)
主な展示水槽の容量7,500立方メートル(黒潮の海)5,400立方メートル(太平洋水槽)
主な展示生物ジンベエザメ(最大8.8m)、ナンヨウマンタジンベエザメ(最大6.2m)、アカシュモクザメ、タカアシガニ
年間入館者数(2023年度)約295万人約280万人
累計入館者数6,000万人(2024年8月16日時点)8,500万人(2024年1月時点)
アクセス(最寄り駅・空港から)那覇空港から車で約2時間、高速バスで約2時間30分大阪メトロ「大阪港駅」から徒歩5分

おすすめはどっち?

筆者撮影

沖縄美ら海水族館と大阪の海遊館、どちらも魅力的な水族館ですが、私が訪れて特に感動したのは美ら海水族館でした!

まず、沖縄の海を再現した「黒潮の海」水槽は圧巻です。全長8.8メートルのジンベエザメが悠々と泳ぐ姿は、まるで海の中にいるような感覚を味わえます。

さらに、ナンヨウマンタの黒化個体「ブラックマンタ」など、他ではなかなか見られない生物も展示されています。

また、「サンゴの海」水槽では、自然光を取り入れた設計により、約80種・450群体のサンゴが育成・展示されています。このような展示は、沖縄の自然環境を感じられる貴重な体験となります。

アクセス面では、那覇空港から車で約2時間とやや距離がありますが、その道中も沖縄の美しい風景を楽しめるドライブとなり、旅の一部として楽しめます。

美ら海水族館は、沖縄の自然や文化を深く感じられる場所であり、訪れる価値のあるスポットです。家族連れやカップル、自然や海洋生物に興味のある方には特におすすめです。

実際の体験談と口コミから見る魅力

沖縄美ら海水族館と大阪の海遊館、それぞれ訪れた際の体験談や口コミから、両館の魅力をお伝えします。

沖縄美ら海水族館:海の王者と出会う感動体験

「黒潮の海」水槽で泳ぐ全長8.8メートルのジンベエザメは圧巻で、訪れる人々を魅了しています。

また、自然光を取り入れた「サンゴの海」水槽では、約80種・450群体のサンゴが展示され、沖縄の海の美しさを体感できます。

訪問者からは「まるで海中にいるような感覚」「何度でも訪れたい」といった声が多く寄せられています。

大阪海遊館:都市の中で世界の海を旅する

海遊館は、8階建ての構造で、最上階から螺旋状に降りながら各展示を巡る設計が特徴です。

中央の「太平洋」水槽では、ジンベエザメやアカシュモクザメ、タカアシガニなど多様な生物が展示されています。

訪問者からは「展示の仕方が上手い」「子供の視線から見やすい工夫がされている」といった評価があり、家族連れにも人気です。

よくある質問:訪問前に知っておきたいQ&A

チケットの購入方法は?

沖縄美ら海水族館では、公式ウェブサイトや提携する旅行代理店、コンビニエンスストアで前売り券を購入できます。また、当日券も現地で購入可能ですが、混雑時には待ち時間が発生することがあります。海遊館も同様に、公式サイトや各種プレイガイドで前売り券を販売しており、当日券も現地で購入できます。

館内での飲食は可能ですか?

美ら海水族館には、館内にカフェやレストランがあり、沖縄の食材を使ったメニューを楽しめます。海遊館も館内にカフェがあり、軽食や飲み物を提供しています。ただし、展示エリアでの飲食は原則禁止されているため、指定されたエリアでの飲食をお願いします。

館内の所要時間はどれくらいですか?

美ら海水族館は、展示エリアが広く、ゆっくり見学すると約2〜3時間程度かかります。海遊館も同様に、約2〜3時間の見学時間を見込んで計画を立てると良いでしょう。

館内はバリアフリー対応ですか?

美ら海水族館は、エレベーターやスロープが設置されており、車椅子の貸し出しも行っています。海遊館もバリアフリーに配慮されており、車椅子での移動が可能です。

まとめ 美ら海水族館と海遊館を徹底比較

ここまでの内容を簡単にまとめると、美ら海水族館と海遊館を徹底比較において、美ら海水族館は沖縄の海の魅力を深く体感できる施設であることがわかりました。

ポイントを絞ると以下の通りです:

  • 沖縄の海を再現した展示:「黒潮の海」水槽では、全長8.8メートルのジンベエザメやナンヨウマンタが悠々と泳ぐ姿を観察できます。
  • 自然光を取り入れたサンゴの展示:「サンゴの海」水槽では、約80種・450群体のサンゴが自然光の下で育成・展示されています。
  • 希少な生物の展示:世界初展示の「アカタマガシラ」や日本初展示の「ツマジロ」など、他では見られない生物が多数展示されています。
  • 深海生物の多様な展示:沖縄周辺の水深200m以深から採集された約130種の深海生物が展示されています。
  • アクセスの利便性:那覇空港から車で約2時間とやや距離がありますが、その道中も沖縄の美しい風景を楽しめるドライブとなり、旅の一部として楽しめます。

美ら海水族館は、沖縄の自然や文化を深く感じられる場所であり、訪れる価値のあるスポットです。家族連れやカップル、自然や海洋生物に興味のある方には特におすすめです。

参照元:

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この記事を書いた人

こんにちは、「うちなーたいむ」の運営者、内田なな(うちなん)です。
過去計5回の沖縄旅行を経験し、本島はもちろん石垣島・宮古島・久米島などの離島にも多数訪問。現地での取材やホテルレビュー、観光業者へのインタビューを通じ、リアルな旅行情報を発信しています。


観光スポットから地元の食文化、伝統行事まで、沖縄の「今」をお届けします。

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